日々の雑記

どうでもいいこと

4月9日(火)

2年生の授業が始まった。1年の前期でけっこう単位を落として、再履修する科目が多い。今日も1年次の授業に参加した。隣の子が初対面の私に話しかけてきてくれるので、綱渡りみたいな気分のまま会話した。昨日受けた1年次の授業で話した1年生は、2年生だとわかっていてタメ口のまま話してくれた。タメ口で話すということは知らないんだろうと思ってじつは2年生だと伝えてみるととくに反応がなかったので、大人だなあと思いながら少し恥ずかしくなった。

それで今日受ける授業でも2年生だとわかってタメ口で話しているのかなと思って黙っていたのだけど、そのうち相手が私のことを同じ1年生だと思っていることが判明したので、違う学科の2年だと言ってみると、「そうだったんですか!?」と驚かれた。「え、敬語、タメ……」と迷ったあと敬語に切り替えたみたいで、これからよろしくお願いしますと言ってくれた。同じ状況でも、敬語を使うか使わないか人によって違うんだ、と思ってびっくりした。言うか言わんか迷って、と動揺していらないことまで口走った。
他学科の1年生のクラスはやたら元気で騒がしくて、気負わず話すタイプの子が多くて、高校の頃を少し思い出した。そういえば高校のクラスには騒がしい人も大人しい人もいたな、と思った。それを忘れていたのは、同じ学科の同級生たちがやたらと落ち着いているからだ。大人びている人たち。

年次が違う授業に参加することはそこまで珍しくないだろうしそんなに周りも気にしないだろうということは分かっているけど、居心地が悪い。これからこの授業が14回もある。でも再履修してこうして1年生にまじって授業に出ているだけとても偉いしすごいことなのだと思える。大丈夫。この前期が過ぎ去れば楽。



今日のお昼休みのとき、友達と先生の話になった。私の苦手な先生の話。教職科目を教えている先生で、元高校教師だ。
その先生の受けもつ授業では、中高の授業の仕方を教えるみたい。その授業の先生は「怖い」と言われているらしい。「怒る」んだと。人間の裏表を見たみたいでひやりとしたけど、やっぱりなと思う。友達が「元高校の先生だから……」と言っていて、それもあるだろうなと思ったけど、「なんか、寛容そうに見せかけて狭量な感じがする」と言ってしまった。「そうね」と納得してもらえたけど、ちょっと迷った後に「そういう所が嫌いなんだけどね」と言ってしまった。これは余計なひとことだったかなあとか考える。みんな嫌っていないのに私だけ異様にその先生を恐がっているから、あんまり言わない方がよかったのかも、とか。怖いと感じる私がなにかひねくれている気がして、いや。正確にいうと、怖いのを「嫌い」と言ってポーズをとっている自分がいや、かな。